山と猟師と焼畑の谷――秋山郷に生きた猟師の詩

●山田亀太郎・ハルエ 述/志村俊司 編 ●定価(本体2136円+税)  

白日社《聞き書きシリーズ》の第★集!


三大秘境のひとつ秋山郷に暮らした老猟師が語る素朴で感動的な昔語り!
山と猟師と焼畑の谷
山田亀太郎・ハルエ 述/志村俊司 編   著者紹介
山の女――山と猟師と焼畑の谷――秋山郷に生きた猟師の詩   目次
     品切れ。増刷未定

 日本三大秘境の一つに数えられていたかつての秋山郷で、今では想像もつかない貧しさと飢えに耐えて必死に生きた一人の女のすさまじい暮らしと苦難の生涯――。

 野性あふれるクマ獲り談義やケモノの話。猟師のしきたりやタブーと山ごもり。原始的な焼畑とヒエ・アワ・ソバが主食の貧しい暮し。職漁のイワナ釣り、危険な木挽仕事、天狗や妖怪など、山の匂いがたっぷりと漂う昔話。

 志賀高原の北、長野・新潟両県にまたがり、2000メートルを超える山々に囲まれた峡谷の秋山郷で、冬は猟師、夏は焼畑と木挽で暮らしてきた老夫婦の物語。豪雪の山奥で苛酷な自然環境とたたかい、貧困と苦難に耐えて生きた人々の、屈することを知らない強さと心のあたたかさが、深い感動を呼び起こします。
  • 四六判 上製
  • 270ページ
  • 定価(本体2136円+税)

  • ■著者紹介

    山田亀太郎(やまだ・かめたろう)

    1912年(大正元年)、長野県下水内郡栄村屋敷に生まれ、後に山田松蔵の養子となる。
    
    17〜18歳から猟を始め、冬は猟師、夏は木挽きをし、焼畑を耕し、
    イワナを釣り、山に依存して暮らす。
    鳥甲から志賀高原にかけて、2000メートル級の山々が連なる山岳地帯での
    クマ猟を40年以上続け、グループで数百頭のクマをとり、
    60歳を過ぎて漁師をやめる。
    現在は農業、栄村屋敷に居住。

    山田ハルエ(やまだ・はるえ)

    1918年(大正7年)、長野県下水内郡栄村上ノ原に生まれ、
    
    昭和19年、山田亀太郎と結婚。
    猟師の妻として冬は一人家を守り、
    夏は農作業に従事して今日に至る。

    志村俊司

    (株)白日社代表取締役。東京大学文学部フランス文学科卒業。
    
    図書新聞を振り出しに、総合雑誌「日本評論」の編集長、
    紀伊国屋書店編集部長、竹内書店編集部長を経て、昭和48年に
    白日社を創業、現在に至る。

    ■目次


    まえがき
    ◇焼畑の谷
     冬は猟師、夏は木挽と百姓で
     猟師の家から猟師に嫁いで
    ◇山と猟師
     猟師
     鉄砲
     服装
     山ごもり
     山のキマリ
     山のタブー
     犬
     山は危ない
    ◇猟師とケモノたち
     クマ
     バンドリ・ウサギ・テン・カモシカ・サル
    ◇附録・亀太郎さん夫妻の昔話
    あとがき


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